花月嵐は楽しくてワクワクできる場所
前職では18年ほど、スーパーの鮮魚部門でマネージャーをしていました。調理や発注、売上計画、シフト作成、新規事業のプレゼンまで、いろいろな仕事を経験してきました。仕事にやりがいを感じていた一方で、家族との時間をもう少し大切にしたいという思いもあり、一度仕事を離れて、家のことや子育てに向き合う期間をつくりました。「次に働くなら、自分が本当に好きなことを仕事にしたい」と考え、真っ先に浮かんだのが、昔から大好きだった「らあめん花月嵐」でした。
前職時代から多いときに1日3回、週に少なくても5回以上かよった花月嵐。味はもちろん、私にとっては店内で過ごす時間そのものが楽しくて、ワクワクできる場所だったんです。転職に不安はありましたが、食べ物を扱うこと、人を育てること、お客さまが何を求めているか考えることは、前職の経験を活かせる部分。人生は一度きりだからこそ、自分の好きなものを仕事にしたい。その気持ちを面接でもまっすぐ伝え、グロービート・ジャパンへ入社しました。
マニュアルはお客さまにおいしい一杯を届ける大切な技術
飲食店の現場で驚いたのはスピード感です。オーダーが入ったら、すぐに正確な商品を出す必要があります。同じ材料を使っていても、スープの温度や麺の混ぜ方、手順の一つひとつで味や食感が変わります。マニュアルを守ることは、ただ決まりを守るだけではなく、お客さまにいつでもおいしい一杯を届けるための大切な技術。自分で作ったラーメンを確認しながら、「前よりおいしく作れるようになった」と成長を感じられる瞬間は、この仕事ならではのやりがいです。
お客さまの表情や、店内の空気をより意識するようにもなりました。足元が不安そうな方には「お気をつけて」と声をかける。小さな一言でも、「自分のことを見てくれている」と感じてもらえます。「おいしかったよ、ありがとう」と厨房に声をかけてくれたお客さまが、帰り際にも振り返って頭を下げてくださったことがありました。自分が好きで通っていた場所で、今度は誰かの「また来たい」をつくれたうれしさ。そこに、この仕事の大きな魅力があります。少しでも仕事が楽しそうだと感じたなら、まず一度お店で味と雰囲気を体験してもらえたらうれしいです。